早速ですが、私の使っているギターを用いて、レギュラーチューニングの6弦開放(E)の音ってどんな特徴なのかざっくりと見ていこうと思います。
Spectrumを見ていくと、下記の周波数あたりに色が出ていることがわかります。
80Hzから120Hz
180Hzから250Hz
500Hz
鍵盤を見ていくと、
E、F、A、G、B
あたりに色がついていますが、一番色が濃いのはEの音であることがわかります。
つまり私のギターの6元開放の音はEの音が大きく響き、F,A,G,Bのさまざまな音が混ざったような音になっているということがわかります。(非常に興味深いですが、これが倍音と呼ばれる音になります。)

ギターを変更して同様に6弦開放を弾きます。先にテストしたギターと比べ出力される周波数の傾向が異なることがわかります。特徴的なのは出力された周波数の左側と真ん中あたりがへこんでいるように見えるのが特徴です。

もう一本別のギターがありましたので、同様に6弦開放を弾きます。
2つめのギターと比べると似たような傾向になっていることがわかります。

今回使用したギター
1本目: YAMAHA REVSTAR RSP20X
2本目: YAMAHA REVSTAR RSE20
3本目: Fernandez ZO-3
実は3本目は弦のはじき方を工夫して、いいところを狙ったわけですが、2本目と同じ弾き方ではございません。同じような音を出すのにも個体の違いによって弾き方を変えたり、そもそも音の傾向が異なるだなんて、ギター本体をいくつも欲しくなってしまうのがわかります。(沼)
どのギターも私が気に入って買って弾いているわけなのですが、個性があることを知って、楽器に向き合うなんてすばらしい体験と思いませんか!?ぜひ、皆さんの音の傾向を調べた際には、経過年数による変化なども楽しんでみてはいかがでしょうか?!